折原 一
1951〜 <日本>
埼玉県生まれ。早稲田大学卒。編集者を経て、1988年『五つの棺』でミステリ作家としてデビュー。その後、叙述トリックの第一人者として『倒錯の死角』『倒錯のロンド』『異人たちの館』などの話題作を発表し、〈折原ワールド〉ともいうべき独自のミステリ世界を築き上げた。1995年には『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞を受賞した。本格推理からサスペンス、ホラーまで、幅広い活躍をつづけ、近年は実際の犯罪事件を題材に叙述トリックを用いる作風へと発展している。主な作品に『暗闇の教室』『倒錯の帰結』『冤罪者』『失踪者』『沈黙者』『行方不明者』などがある。